大神宮塔
だいじんぐうとう

資料解説

冠者神社に集積された石塔群の一つで、寛文4年(1664)に深堀吉兵衛ほか11名により造立された伊勢講碑です。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 文字塔・信仰形態 > 伊勢信仰
名称 大神宮塔(だいじんぐうとう)
所在地 千代田町 﨑村 﨑村
場所 冠者神社内
年代 江戸 寛文4年 (1664年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 6709

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 頭部及び左上部側辺部を欠損する長方形状の正面形を持つ。素材は板状石を用いている。正面中央部に「大神宮」の神号を薬研彫りで彫られ、その左右端に紀年銘を彫る。右側の紀年銘の下部には「順誉」と左端部には「真福寺松舎」とあり造立に真福寺の僧が関与していることが分かる。下部には、12名の施主名が彫られている。側辺部には、面を持ち、裏面は板状に割加工された面を残している。
現状 頭部から左側辺上部を欠損する。
背景・由来・伝承 真福寺は﨑村に所在する浄土宗鎮西派の寺で、月照山真福寺と号す。順誉は、その僧侶と思われる。
特記事項
規模 【全体規模】高:113.0㎝・幅:78.0㎝・厚:13.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 順誉
深堀吉兵衛・平清左衛門・中嶋兵右衛門・■山金兵衛門・向井吉之助・向井文兵衛・森霜右衛門・向井清兵衛・野口十兵衛・松尾■右衛門・向井勘右衛門・向井千左衛門
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【塔身正面 上部】
 于時寛文四甲辰歳順譽
 太神宮
   季秋十一月吉辰
        眞福寺松舎
【塔身正面 下部】
 深堀吉兵衛
 平清左衛門
 中嶋兵右衛門
 ■山金兵衛門
 向井吉之助
 向井文兵衛
 森霜右衛門
 向井清兵衛
 野口十兵衛
 松尾■右衛門
 向井勘右衛門
 向井千左衛門

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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