構造特徴・概要 |
頭部及び左上部側辺部を欠損する長方形状の正面形を持つ。素材は板状石を用いている。正面中央部に「大神宮」の神号を薬研彫りで彫られ、その左右端に紀年銘を彫る。右側の紀年銘の下部には「順誉」と左端部には「真福寺松舎」とあり造立に真福寺の僧が関与していることが分かる。下部には、12名の施主名が彫られている。側辺部には、面を持ち、裏面は板状に割加工された面を残している。 |
背景・由来・伝承 |
真福寺は﨑村に所在する浄土宗鎮西派の寺で、月照山真福寺と号す。順誉は、その僧侶と思われる。 |
規模 |
【全体規模】高:113.0㎝・幅:78.0㎝・厚:13.0㎝ |
製作・建立者 |
順誉 深堀吉兵衛・平清左衛門・中嶋兵右衛門・■山金兵衛門・向井吉之助・向井文兵衛・森霜右衛門・向井清兵衛・野口十兵衛・松尾■右衛門・向井勘右衛門・向井千左衛門 |
銘文 ※1、※2 |
【塔身正面 上部】 于時寛文四甲辰歳順譽 太神宮 季秋十一月吉辰 眞福寺松舎 【塔身正面 下部】 深堀吉兵衛 平清左衛門 中嶋兵右衛門 ■山金兵衛門 向井吉之助 向井文兵衛 森霜右衛門 向井清兵衛 野口十兵衛 松尾■右衛門 向井勘右衛門 向井千左衛門
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