大乗妙典全部壹字一石地蔵菩薩像塔
だいじょうみょうてんぜんぶいちじいっせきじぞうぼさつぞうとう

資料解説

明和3年(1766)に建立された一字一石塔で、上部に丸彫りの地蔵菩薩立像が立っています。竿正面には法語と「奉納大乗妙典全部□字一石」と彫られています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 大乗妙典全部壹字一石地蔵菩薩像塔(だいじょうみょうてんぜんぶいちじいっせきじぞうぼさつぞうとう)
所在地 千代田町 柳島 大島
場所
年代 江戸 明和3年 (1766年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 6079

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基壇・基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基壇は竿石を二段に組む。基礎は、平面方形で上半部に反花が付く。竿は方柱形で、正面に額を設け銘文を刻んでいる。左右側面には年号と願主名が刻まれる。蓮華座は素弁の蓮弁を魚鱗葺きに配し、上部に投身が立つ。塔身は、丸彫りの地蔵菩薩立像で、剃髪で白毫があり、衲衣を纏い右手は錫杖を持つ形に、左手には宝珠を掲げる。脚は裸足である。
現状 頸部で折損し、コンクリートで補修されている。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:194.5㎝・幅:110.0㎝・奥:107.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 願主:實道
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【正面】
 有重苦受苦
 奉納大乗妙典全部壹字一石
 残不取正覺
【左面】
 願主
  實道敬立■
【右面】
 明和三丙戌十月吉日

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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