構造特徴・概要 |
上端部に左右1対の耳(吊鐶)が付き、中位最大径部位に断面楕円形状の目を持つ。撞座区に八葉の連弁と子房部に9個の連子を持つ撞座がある。撞座区の圏線二重である。内区に連弁文と蓮文を施し、左斜め上には花文が見られる。内区上部に「観世音菩薩」、下部に「御宝前」と線彫りする。内区の外側圏線は三重で中央が太く左右(内外)は細く隆起する。外区には,上端部に「奉掛」、右側に年号を左側に講中名を彫る。外側の圏線は二重で外側が太く内側が細く隆起する。 |
規模 |
【全体規模】高:23.5㎝、 幅:26.5㎝、 奥:9.0 ㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【外区」 掛奉 庚 享保五 歳八月吉祥日 子 神埼郡腹巻村講中 敬白 【内区】 観世音菩薩 御宝前 |