構造特徴・概要 |
藏戸の若宮神社境内に建つ稲荷形式の鳥居である。笠木と島木は二本継で、柱上部より反増し、鼻は襷墨に切り落とす。貫は、断面長方形で、柱間の長さの約1/4ほどが柱外に突出する。島木と貫の間に「若宮社」と彫られた額束を置く。柱は一石造りでほぼ垂直に建てられている。基礎部に亀腹を置き、柱上端部には島木を支える台輪が付く。左右の柱には銘文が彫られる。 |
規模 |
【全体規模】高:317.0cm・ 幅:382.0cm・ 奥:37.5cm |
銘文 ※1、※2 |
【額束】 若宮社
【右柱・正面】 奉寄進門一柱天下泰平國土安穏天長地久武運長久 御信仰之御領主
【左柱】 萬民快樂村中繁昌一々如意吉祥満足 當村氏子中 法印権大僧都榮觀 文政五年龍舎壬午孟春吉且座主了泉坊 神埼郡境原宿糀屋 小寺利七 石工 平川長左ヱ門 |