馬頭観音像
ばとうかんのんぞう

資料解説

三面二臂の馬頭観音像塔で、明治10年(1877)に個人により建立されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 観音菩薩
名称 馬頭観音像(ばとうかんのんぞう)
所在地 神埼町 本堀 荒堅目
場所 荒堅目集落北端東側
年代 明治 明治10年 (1877年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 4650

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 上端が尖る不正形の自然石を用いた馬頭観音像塔である。基礎は、平面方形で側面には加工痕が明瞭に残る。塔身は正面下半分に枠を設け「馬頭観世音」と彫る。蓮華座を線刻で表現している。上半部に荒く鑿痕が残る龕を設け、半肉彫の三面二臂の馬頭観音を彫る。真手は胸元で印を結び、脇手は左上より宝珠と思われる持物を、右上は斧を持つ。正面の頭部に馬頭を頂いている。塔身正面左右両側に矢穴(横6cm×深7cm)がある。
現状 大きな破損・欠損はない。基礎と塔身はコンクリートで補強されている。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:140.0㎝ 幅:48.0㎝・ 奥:39.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 施主:山崎弥太エ門
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【正面】
  明治十年
 馬頭観?音
  丑正月廿七日

【右面】
  施主
    山﨑弥太ヱ門

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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