構造特徴・概要 |
基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基礎は、平面方形で単弁の蓮文で子葉が付く。竿は方柱形で正面に花頭文様の額を設け「三界萬霊」と左側面には二人の戒名を、右側面には建立者名が刻まれている。蓮華座は、平面円形で単弁の蓮文を三段に魚鱗葺きする。上面には塔身を建てる円形の窪みを設ける。塔身は丸彫りの地蔵菩薩幢である。剃髪で白毫がある。衲衣を纏い脚は裸足である。右手は錫杖を掲げる形をとり、左手に宝珠を掲げている。 |
現状 |
欠損・補修等は認められない。保存状態は良好である。 |
規模 |
【全体規模】高:183.5㎝・ 幅:59.0㎝・ 奥:53.0㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【竿正面】 三界萬霊
【竿左面】 (ア) 樹安秀栢信士 梵字 好卯庭雪信女
【竿右面】 当寺中興大阿闍梨湛海
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