三界万霊地蔵菩薩像
さんかいまんれいじぞうぼさつぞう

資料解説

唐香原地区の旧道沿いに建つ三界萬霊地蔵尊塔です。山本清之丞により宝暦十年に建立されています。基壇に多数の杯状穴が見られます。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 三界万霊地蔵菩薩像(さんかいまんれいじぞうぼさつぞう)
所在地 神埼町 尾崎 唐香原
場所
年代 江戸 宝暦10年 (1760年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 2732

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基壇・基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基壇は方柱形の竿尾石を方形に二段に組む。基壇には前面に杯状穴が認められる。基礎は平面方形の一石造りで上半部は亀腹加工がされている。竿は方柱形で正面に花頭文様の額を設け「三界萬霊」と彫られる。左右側面には施主名と年号が彫られている。蓮華座は平面円形で底面は円形に突出し、単弁の連弁を二段に魚鱗葺きされ、間弁が付く。蓮肉部は無文でわずかに上方に突出し、上面に塔身を建てる窪みを設けている。窪みは正面と左右まで五画形の辺に整形され光背部は丸く整形されている。塔身は立像の地蔵菩薩像で、剃髪で衲衣を纏い足は裸足である。右手は錫杖を掲げる形で錫杖は現在ない。左手には宝珠を掲げている。側面観は全景気味の姿勢を取っている。
現状 地蔵菩薩の胸部分で大きく折損し補修されている。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:165.5㎝・ 幅:66.0㎝・ 奥:71.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 施主:山本清之丞
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【竿正面】
 三界万霊

【竿左面】
 施主 山本清之丞

【竿右面】
 宝暦十庚辰五月吉日

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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