神埼市歴史まちづくり遺産　３　《志波屋の千灯籠》

2017/08/30

神埼市歴史まちづくり遺産

神埼市歴史まちづくり遺産　　志波屋地区の千灯籠

１　種別　　　　　　文化遺産

２　登録番号　　　　第20－0003号

３　所在地　　　　　神埼市神埼町志波屋　志波屋地区

４　所有者・管理者　志波屋地区

５　登録年月日　　　平成25年3月17日

○遺産の概要

　神埼町志波屋地区に伝承される地蔵盆行事の一種である千灯籠で、南北2地区の子供クラブの行事として毎年行われています。

　北地区では、鍋島主水家の菩提寺である真龍寺境内に祀られる観音堂で8月18日に、南地区では、県道鳥栖川久保線沿いに祀られる観音堂で8月24日に行われている。子供の安全や成長を祈願する行事です。地区では、男の子の祭りとして伝承されているが、現在は、女の子も参加し伝承されています。

　地区公民館で、大人たちにより豆が煮られ、子供たちが小袋に詰め、参拝者に販売される。堂の飾りつけは子供たちが各家から持ち寄られた提灯を参道やお堂に飾り付け、夕方より千灯籠が行われます。顧子供たちがお参りに来た地区住民を接待を行い、また、地区の各世帯を廻って販売も行われ、販売やお金の扱いなどを学ぶ場ともされています。

　この千灯籠は、地蔵や観音などの祭りの場をたくさんの灯籠や提灯で飾った事を意味し、佐賀では、灯籠つけ・豆祇園・火付けなどと呼ばれています。