三界萬霊地蔵尊
さんかいばんれいじぞうそん

資料解説

三界萬霊等で、上部に地蔵菩薩坐像が組み合わさっています。明和8年(1771)に國部長右衛門・城野甚兵衛が願主となり、國部利兵衛と野中覚太夫が施主となり建立されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 三界萬霊地蔵尊(さんかいばんれいじぞうそん)
所在地 千代田町 詫田 詫西
場所 詫西公民館内
年代 江戸 明和8年 (1771年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 5624

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎・竿・中敷・蓮華座・塔身で構成される。基礎は断面長方形で上部が下部より幅が狭くなっている。竿は、方柱形で正面に額を設け「三界萬霊等」と彫られる。右側面に年号を、左側面に願主と施主名が彫られている。正面以外の各側面上部には円文の中に梵字がある。中敷茄子は、平面方形で側面は丸く整形加工される。現状正面向かって左側面に格座間があり花文が彫られている。蓮華座は、素弁の蓮弁を魚鱗葺きに配し、下面は円形状に突出する。塔身は丸彫りされた地蔵菩薩坐像で、剃髪で白毫があり、法衣を纏う。組んだ脚上で両手で宝珠を掲げる。頸部には三道がある。全体に精緻な加工がされている。
現状 破損・欠損は認められない。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:179.0㎝・ 幅:45.0㎝・ 奥:45.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 願主:國部長右衛門・城野勘兵衛
施主:國部利兵衛・野中覚太夫
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【基礎下右面】
 明和八辛卯七月十日

【基礎下正面】
 三界萬霊等

【基礎下左面】
 願主國部長右衛門
    城野勘兵衛
 施主國部利兵衛
    野中覚太夫

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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