二十三夜尊塔
にじゅうさんやそんとう

資料解説

月待供養の二十三夜に講中が集まり飲食などをともにし月の出を待つ行事のしるしとして、山神中の二十三夜講により明和4年(1767)に建立されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 文字塔・信仰形態 > 月待塔
名称 二十三夜尊塔(にじゅうさんやそんとう)
所在地 脊振町 広滝 (中ノ原)
場所 県道三瀬神埼線沿い、山神橋南の広滝商店南に位置する。
年代 江戸 明和4年 (1767年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 682

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基壇・基礎・塔身で構成される。基壇は、後補で自然礫の玉石積みで、コンクリート造りの基礎と一体で造られる。塔身は、花崗岩の尖頭形の板状石を用いる。正面観は頭部が尖り蛇行する不定形である。正面に縦長の銘文を彫る枠を設け、上端部に月を浮彫する。中央部には二十三夜尊の文字を彫る。
現状 破損・欠損は認められない。
背景・由来・伝承 講中の山神は、広滝下地区のかどうち地名である。『天明郷村帳』には、山神村とある。
特記事項
規模 【全体規模】高:254.0㎝、幅:84.0㎝、奥:38.0㎝
材質 花崗岩
製作・建立者 山神中
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【正面】
 二十三夜尊
    明和四年十月
             山神中

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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