若宮八幡宮鳥居
わかみやはちまんぐうとりい

資料解説

若宮八幡大菩薩の御宝前に延宝6年(1678)に建立された鳥居で、笠木と島木が一体となった肥前鳥居の特徴を持った鳥居です。石工は武富藤太左衛門があたっています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 鳥居
名称 若宮八幡宮鳥居(わかみやはちまんぐうとりい)
所在地 神埼町 本告牟田 莞牟田
場所 莞牟田公民館
年代 江戸 延宝6年 (1678年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 4627

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 若宮神社境内に建つ肥前鳥居の特徴を持つ鳥居である。笠木と島木は一体となり三本継である。柱上部より反増し、鼻は小さな面を持ち、島木は曲線を持ち上方に反る。貫は三本継で柱間の長さの約1/4ほどが外側に突出する。右柱部の内側は新調されている。島木と貫の間に額束を建てる。額束は上方の一部を欠損し「八幡宮」と彫られる。柱は、三本継で基礎側が上端部より径が大きく、亀腹を置く。上端部には台輪が作り出される。左右の柱には銘文が彫られ、姓氏大宮司として「醫王寺・西光寺」の寺名が見える。
現状 破損・欠損は認められない。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:300.5cm・ 幅:386.0cm・ 奥:58.5cm
材質 安山岩
製作・建立者 願主:牟田源太左衛門他19名・牟田權左衛門他22名
石工:武富太左衛門・小工若干
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【額束】
 八幡宮
【右柱 正面から裏面】
  奉建立石華表 二柱        牟田權左衛門
  肥前州神埼郡莞牟田村        (他22名)
 若宮八幡大菩薩 御寶前
     ■惟
    威烈巍巍慈恵深深
    専祈
   風雨以時 國土保■平像
   水早無時 郷黨含豊饒祥
  ?延寶六戊午歳
   十一月吉日
    姓子大宮司
      醫王寺
      西光寺
【左柱 正面から裏面】
        願主 牟田源太左衛門
             (他19名)
         氏子中
     石工
       武冨藤太左衛門
          小工若干

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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