馬頭観音像塔
ばとうかんのんぞうとう

資料解説

三面八臂の坐像の馬頭観音像塔です。天明3年(1783)に姉河村の山崎直十等により建立されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 観音菩薩
名称 馬頭観音像塔(ばとうかんのんぞうとう)
所在地 神埼町 姉川 姉川上分
場所 妙法寺境内に位置する。
年代 江戸 天明3年 (1783年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 4566

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基壇・基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基壇は切り石を方形に2段に組む。基礎は平面方形で反花を持つ。竿は方柱形で正面と左右側面に銘文を彫る。に方形台座上に方形の蓮華座を載せ方形柱状の竿石を組む、竿石上に請花を乗せ、馬頭観音像を載せる。馬頭観音像は、光背を持つ1石作りの浮き彫りの坐像である。三面八臂の像で、真手は胸元で印を組み、左は上から金剛輪宝、金剛棒、念珠を持つ。右は上から鋭剣、金剛鉞斧を持ち、最下手は施無畏印を結ぶ。正面頭上に馬頭を頂いている。光背の頭部部分には輪光が最上端部には左右対称に雲烟がある。
現状 良好。破損・欠損等は無い。全体的に傾いている。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:177.5㎝・ 幅:76.0㎝・ 奥:72.5㎝
材質 安山岩
製作・建立者 施主 山崎直十
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

基礎正面】
 妙相端嚴鏡裏明
 補陀岩上観音声
 風流馬首所曽怪
 法眼元来視衆生

【基礎左】
 肥前國神埼群姉河村
   施主 山崎直十
   當村志衆中若干人

【基礎右】
 天明三癸夘年現住
 九月十五日 功州代

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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