構造特徴・概要 |
基礎・塔身で構成される。基礎は、平面方形の一石造りで、正面に斜め方向に連続する矢穴が認められる。正面に右側には、3名の施主名が彫られているが判読しがたい。塔身は、頭部が細く尖る不正尖塔形で、底面側が最も幅が広く、直線的に中心部に向かって細くなり、中位より上部方向に突出する。頭部は不正形でやや丸みを持って隆起している。正面に長方形の額を設け「稲荷社」と彫られる。側面形は、自然石の形状を残し、断面形は不正方形状である。正面側はが内湾気味で、頭部はやや前方に傾斜する。右側面は、荒割面を大きく形成し、中央部に紀年銘が彫られている。裏面は素材の自然石の形状を大きく残している。 |
現状 |
基礎と塔身の接合部はコンクリートで補強されている。 |
規模 |
【全体規模】高:85.0cm・ 幅:38.5cm・ 奥:32.0cm |
銘文 ※1、※2 |
【塔身正面】 稲荷社 【基礎正面】 施主 ■■■■■ 石井夘■■ 石井■■■ 村 中 |