三界萬霊地蔵菩薩像塔
さんかいばんれいじぞうぼさつぞうとう

資料解説

三界萬霊地蔵尊塔で、宝暦8年(1758)に建立されています。地蔵本体は丸彫りで左手に宝珠を掲げています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 三界萬霊地蔵菩薩像塔(さんかいばんれいじぞうぼさつぞうとう)
所在地 神埼町 本告牟田 鶴田
場所 橋本病院南
年代 江戸 宝暦8年 (1758年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 3718

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基壇・基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基壇は方柱形の竿石を三段に組む。最下部の一断面の石材は花崗岩が用いられ、コンクリートで補強される。基礎は一石造りで平面方形である。上半部に単弁で子葉と間弁が付く反花をめぐらす。裏面側には反花は彫られていない。竿は、方柱形で正面に花頭文様の額を設け「三界萬霊等」と薬研彫りで彫られる。右側面には年号を、穂だ裏側面には施主が彫られている。蓮華座は平面円形で、単弁の蓮文を二段に魚鱗葺きし間弁が付く。蓮肉上面は塔身を組み込むための円形状の窪みを設ける。塔身は丸彫りの地蔵菩薩立像で、剃髪で衲衣を纏い足は裸足である。左手は欠損し、右手に宝珠を掲げる。
現状 頭部は頸部で折損し補修されている。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:202.5㎝・ 幅:130.0㎝・ 奥:128.5㎝
材質 安山岩
製作・建立者 當村中
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【基礎一正面】
 三界萬霊等

【基礎一左面】
 當村中

【基礎一右面】
 宝暦八寅天三月吉日

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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