櫛丸稲荷大明神鳥居
くしまるいなりだいみょうじんとりい

資料解説

櫛丸稲荷神社社殿前に建つ鳥居で、正徳3年(1713)に津留村氏子により奉納され、大正9年(1920)に再建されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 鳥居
名称 櫛丸稲荷大明神鳥居(くしまるいなりだいみょうじんとりい)
所在地 神埼町 神埼 三丁目
場所 櫛田宮内
年代 江戸 正徳3年 (1713年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 3457

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 社殿前に建つ鳥居で、笠木・島木・貫・額束・柱で構成される明神鳥居である。笠木と島木は三本継で、柱中央よりより反増し鼻は襷墨に切り落とす。貫は、柱外側に突出している。島木と貫の間に「櫛丸稲荷大明神」と彫られた額束を建てる。柱は、二本継で基礎部が先端部よりやや径が大きく、内傾する内転びで建てる。基礎の亀腹の有無は、埋没していると思われ不明である。上端部の島木を支える部分には、台輪状の円形の帯が作り出される。柱の表裏に銘文が彫られ、正徳3年(1713)に建立された鳥居を、大正9年(1920)に再建されたものと思われる。
現状 破損・欠損は認められない。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:293.0cm 幅:376.0cm・ 奥:45.5cm
材質 安山岩
製作・建立者 正徳3年時、神埼郡土師郷津留村氏子中
大正9年時、馬渡定三・馬渡マサ、山崎清六・山崎キミ
石工:田手石工徳永浅次郎
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【額】
 櫛丸稲荷大明神

【右柱正面】
 大正九年四月二日    馬渡定三
  神埼郡仁比山村鶴出店 同 マサ

【右柱裏】
 九州肥前國神埼郡土師郷  田手石工 徳永浅次郎
      津留村氏子中

【左柱正面】
 大正九年四月二日    山﨑清六
     神埼町三丁目  同 キミ

【左柱裏】
 ?正徳三癸巳天二月吉日

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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