櫛田宮石造肥前鳥居
くしだぐうせきぞうひぜんとりい

資料解説

櫛田宮参道に建つ肥前鳥居で、慶長7年(1602)に建立されています。県内の肥前鳥居でも古いものです。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 鳥居
名称 櫛田宮石造肥前鳥居(くしだぐうせきぞうひぜんとりい)
所在地 神埼町 神埼 三丁目
場所 櫛田宮境内
年代 戦国 慶長7年 (1602年)
年代根拠 銘文による
指定区分 県指定 重要文化財
資料番号 3205

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 櫛田宮参道に建つ肥前鳥居である。笠木と島木は一体となり、三本継で鼻は内傾して切り落とす。貫は、穂断面長方形で三本継で柱の外側に柱間の長さの約1/6ほどの長さ突出する。島木と貫の間に方形の額束を建てる。柱は、三本継で上端の径より基礎側が太くなる。基礎部には亀腹が見られ、上端部に島木を支える台輪状の帯が作り出される。左右の柱中央部に銘文が彫られる。
現状 破損・欠損は認められない。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:354.5cm・ 幅:326.0cm・ 奥:70.0cm
材質 安山岩
製作・建立者 願主:野口又衛門尉調朝臣
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【右柱】
 肥前国神埼村
 櫛田宮御宝前
 奉造立石鳥居
 専祈現世安穏
 児孫昌隆
 武威勇徳
 為除災与楽也

【左柱】
 当郡主従五位下鍋島信濃守豊臣朝臣勝茂
 願主三根郡中津隈村野口又衛門尉調朝臣
 虎房妻女当社執行之千孫也
 慶長七年壬寅三月吉日誌焉

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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