三界万霊地蔵菩薩像
さんかいまんれいじぞうぼさつぞう

資料解説

八子集落内の道路沿いに建つ三界萬霊地蔵尊塔で、元文2年(1737)に建立されています。基礎に18名の氏名が彫られています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 三界万霊地蔵菩薩像(さんかいまんれいじぞうぼさつぞう)
所在地 神埼町 城原 八子
場所 蚕神社
年代 江戸 元文2年 (1737年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 2641

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎・竿・中敷茄子・蓮華座・塔身で構成される。基壇はコンクリート製で新調されている。基礎は一石造りの反花座で平面方形である。蓮弁は鎬部を楕円形状に膨らみ、間弁が付く。竿は方柱形で正面に花頭文様の額を設け「三界萬霊」と彫られる。左右側面にも額を設け銘文が彫られるが、左右側面部の額外側には隠刻線を設けている。中敷茄子は、平面円形で側面は丸く整形されている。蓮華座は平面円形で単弁の連弁を魚鱗吹きされ、間弁が付く。蓮肉は内傾し突出する。塔身は立像の地蔵菩薩像で、剃髪で衲衣を纏い、右手は錫杖を持つ形に、左手には宝珠を掲げている。資元に楕円形状の台座を持つ。
現状 頸部で折損し、背中はコンクリー鳥居で補修がされている。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:180.0㎝・ 幅:48.0㎝・ 奥:43.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 ■■■右衛門丞源俊理・■■■■■門丞源俊房・■右栄門・伊右栄門・作右■門・善世・介右■門・源助・孫左■門・■内・伊右■門・四■左栄門・■右栄門・安右栄門・権六・茂右栄門・忠右栄門・次郎右栄門
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【竿正面】
 三界萬霊

【竿左面】
 ■■■右衛門丞源俊理
 ■■■■■門丞源俊房

【竿右面】
 享保二十二丁辰年三月二二日

【基礎正面】
 ■右栄門
 伊右栄門

【基礎左面】
 四■佐栄門
 ■右栄門
 安右栄門
 権六
 茂右栄門
 忠右栄門
 次郎右栄門

【基礎右面】
 作右■門
 善世
 介右■門
 源助
 孫左■門
 ■内
 伊右■門

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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