仁比山神社の三猿像
にいやまじんじゃのさんさるぞう

資料解説

昭和7年4月に開催された大御田祭に伴い奉納された三猿像です。申は山の神である山王社の神の使いで、境内には多くの猿の像が見られます。仁比山神社は、元、日吉神社・山王神社と言われ、現在でも「山王さん」と呼び現されています。大山咋神を祀り、その神使は猿とされ、神々の意向を人に知らせる塔いう役目を担い、山王の神が春になると山から里に下りてきて田の神になり、秋の収穫を終えてまた山に帰ります。山に住む猿が里に下りてくる様子を山王に見立てたものと考えられています。境内には、この神使である猿の像がたくさん見られます。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 神使
名称 仁比山神社の三猿像(にいやまじんじゃのさんさるぞう)
所在地 神埼町 的 仁比山
場所 仁比山神社拝殿西に位置する。
年代 昭和 昭和7年 (1932年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 1189

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 花崗岩製の間知石積み基壇上に、平面長方形の台座を置きに三体の猿を祀る。左より「見ざる・言わざる・聞かざる」である。申は、仁比山山王社の神の使いで、境内に多くの申の木像や石像がみられる。この猿像は、昭和7年の御田舞の時に奉納されたものである。
現状 破損・欠損・補修等は認められない。
背景・由来・伝承 佐世保市の仁比山村同郷會により建立されている。
特記事項
規模 【全体規模】高:146.0㎝、 幅:123.0㎝、 奥:73.0㎝
材質 塔身、基礎:安山岩 基壇:花崗岩
製作・建立者 奉納:仁比山村同郷會
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【基礎正面】
 納獻
【基礎裏面】
 佐世保市
   仁比山村同郷会
       年齢順
   小渕 金丸文吉
      (他 十名)
   昭和七年壬申四月申日

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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