| 構造特徴・概要 |
基壇・基礎・竿・上敷茄子・蓮華座・塔身で構成された馬頭観音像塔である。基壇は竿石を平面方形に組んでいる。基壇上に2段に基左側面に施主名を右側面に建立年号と願主名が刻まれている。礎を組み、下段は竿石の切り石を方形に組み、上部部平面方形の基礎を乗せている。竿石は、方柱形で上下共に角部は丸く整形されている。正面に「馬頭観世音菩薩」と彫る。竿と蓮華座の間に上敷茄子が組れ、正面に格狭間があり内部に「卍次」が彫られている。蓮華座は、平面円形で三段に蓮弁を施している。塔身は光背を持つ三面八臂の坐像の馬頭観音である。真手を胸元で馬口印に結び、脇手は左上より輪宝・独鈷・念珠を右上より剣・斧を持ち、最下位の手は施無畏印を結んでいる。正面頭上に馬頭を頂く。 |
| 規模 |
【全体規模】高：201.0㎝・ 幅：109.0㎝・ 奥：105.0㎝ |
| 製作・建立者 |
酒井惣左ヱ門・馬持人中・若人衆中・横武村衆中、本願主：圓福寺等誉上人 |
| 銘文 ※1、※2 |
【台座正面】
菩
馬頭世觀音
薩
【台座左面】
酒井惣左ヱ門
馬持人中
若人衆中
横武村衆中
【台座右面】
維時寛政四子年
季夏上旬
本願主圓福寺
等誉上人 |