若宮八幡宮肥前鳥居
わかみやはちまんぐうひぜんとりい

資料解説

詫田西分地区の若宮八幡宮に建つ肥前鳥居です。寛文2年(1662)に星野小左衛門繁房等20名が願主となり、石工冨永五左衛門により建立されています。神埼市重要文化財に指定されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 鳥居
名称 若宮八幡宮肥前鳥居(わかみやはちまんぐうひぜんとりい)
所在地 千代田町 詫田 詫西
場所 若宮八幡宮内
年代 江戸 寛文2年 (1662年)
年代根拠 銘文による
指定区分 市指定 重要文化財
資料番号 5317

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 詫田西分地区の若宮八幡宮に建つ鳥居で、肥前鳥居の特徴を持つ。笠木と島木は一体的で、柱上部より小さく反増し鼻は上方に尖っている。貫は、中央部が新調されている。島木と貫の間に「若宮八幡宮」と彫られた扁額をはめる。柱は三本継で基礎側が上端部より径が太くなり、ほぼ垂直に建てられている。上端部には台輪があり、基礎の亀腹は埋没のため不明である。
現状 貫の中央部は新調されている。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:258.5cm 幅:385.0cm・ 奥:45.0cm
材質 安山岩
製作・建立者 願主:星野小左衛門繁房ほか20名
石工冨永五左衛門重吉
祭・行事 11月最後の日曜日に注連縄作りをする。
祭神・宗派
銘文

※1、※2

額束正面】
 若宮八幡宮

【左柱右面より時計回り】
 于時寛文二壬寅福善坊
   五月吉祥日 記焉
 君臣和樂壽■積于于秋
 内外安康子孫保于万世
    願主星野小左衛門繁房
         (他20名)
    大宮司 岡右京進直次
     石工  冨永新五左衞門重吉


【右柱正面より時計回り】
  謹奉造立華表二柱肥前州神埼郡託田村
     御寳前
 神之爲德昭昭而竒哉妙哉也有願必應焉有
 必?焉是故鬼王擁護良俗依頼仰之弥髙望
 之弥遠矣依是設華表一宇而依修飾霊社此
 寳至誠所致也於是願主節招於叮不得辞門
 銘之
    銘曰
   営辧霊石   敬心表旃
   卓爾窮地   ■■■天
   雲雷圍繞   ■霊繞■
   家國與盛   ■■■■
   楨祥嘉■   ■■■■
    専祈
 大守従四位松平丹後守藤原朝臣光茂
   國士昂平 徳根福壽増長
   家門鎮静 子葉戌投繁成

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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